段躍中氏に聞く:「東京のチャイナタウン」にある漢語角

段躍中氏に聞く:「東京のチャイナタウン」にある漢語角。 「漢語角」の創立経緯や日本での中国語学習の現状などについて、「チャイナネット」が段躍中所長に話を伺った…

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発信時間: 2011-03-09 16:18:01 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

見通し:「漢語角」を中国のパブリック・ディプロマシーの場に

程永華駐日大使の「漢語角」題字(2010年8月8日)

20年も日本に滞在している段所長は、昨年の釣魚島問題でギクシャクした中日関係に高い関心を寄せている。「釣魚島問題をはじめとする領土主権問題や歴史問題、台湾問題などがありますが、問題があるからこそ交流が必要で、中日友好の活動が必要になります。『漢語角』は良い中日民間交流のプラットフォームになっていると思います」と話す。

「漢語角」の運営において、困難がないわけではない。まずはその中堅をなす人たちが完全に給料をもらえず、ボランティアとして参加していることだ。広島漢語角は、司会者を担当している中国人女性の留学生が帰国するため、急いで新聞で後任を募集しなければならないこともあった。このような困難に直面し、段所長は「もっと多くのボランティアに参加してもらいたいです。また、このプロジェクトには経済的サポートが必要です。できれば、『漢語角』の経験を生かして世界各国に普及させ、『漢語角』を中国のパブリック・ディプロマシーの場にしたいと思っています」と語る。

 

段躍中所長の略歴 1958年、中国湖南省で生まれる。中国の有力紙「中国青年報」記者・編集者などを経て、1991年に来日。2000年、新潟大学大学院で博士号を取得。1996年「日本僑報」を創刊、1999年出版社「日本僑報社」を設立、刊行書籍200点達成。2005年から日中作文コンクールを主催、2007年8月から星期日漢語角(日曜中国語コーナー)、2008年9月から日中翻訳学院を主宰している。2008年小島康誉国際貢献賞、倉石賞受賞。2009年外務大臣表彰受賞。現在、日本僑報社編集長、日中交流研究所長のほか、日本湖南省友の会共同代表、日本湖南人会会長、NPO法人日中交流支援機構理事長、中国華僑国際文化交流促進会理事、山東省青島市僑聯顧問など。主な著書に『現代中国人の日本留学』(明石書店、2003)、『日本の中国語メディア研究』(北溟社、2003)など多数。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年3月9日

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