「チャイナネット」記者の訪日インタビュー 第1回 日本のファッション流行の裏
「チャイナネット」記者の訪日インタビュー 第2回
東京の繁華街である池袋には、様々な中華レストランや中国食品店、中国書店が並んでおり、中国語そのままのお店の看板も多く目に入る。そのため、横浜に次ぐ「東京のチャイナタウン」とも見られている。池袋駅から歩いて数分のところにある西池袋公園では、毎週日曜日になると20-30人が集まり、中国語の会話練習が行われる。これは日本僑報社・日中交流研究所の段躍中所長が創設した「漢語角(中国語コーナー)」である。「漢語角」はすでに178回行われ、まさに中国の雰囲気が濃厚な池袋の独特な風景となっている。
この「漢語角」の創立経緯や日本での中国語学習の現状などについて、「チャイナネット」が段躍中所長に話を伺った。
国慶60周年記念行事に参加した段躍中所長(2009年10月1日)
第1回の「漢語角」に「お見合い」も
第一回「漢語角」(2007年8月5日)
「第1回の『漢語角』は2007年8月5日でした」と、段所長はその日付をはっきりと覚えている。日本僑報社はかつて埼玉県にあったが、段所長の会社の引越しに伴い、2005年に池袋に拠点を移した。そのとき、段所長は中日交流のために何か新しい事業をやろうと考え、ヤフージャパンで「漢語角」という3文字を検索してみたところ、一件も検索されなかった。中国では「英語角」「日本語角」は普通なのに、日本には「漢語角」というのがまだないことに驚いた。こうして、「漢語角」を設立しようと決めたのである。
第1回のとき、段所長は教授や記者を含む知り合いを約20人誘った。ちょうど結婚相手を探している中国人男性がいたため、彼女を紹介するという意味合いも含めて、仙台から来てもらった。知り合いのほかに、日本僑報電子版を見て駆けつけた4、5人の読者や中国語作文コンクールの2人の受賞者が参加した。
「ここ数年間、新年やメーデーのほか、雨や雪でも中止になったことは一度もありません。昨年末ごろ、新浪網のミニブログで『172回になった』と書き込むと、『もうこんなに長く続いているんだ』と中国人のネット利用者がすぐにコメントを寄せてくれました」と段所長は話す。
「漢語角」が続けられる魅力とは?