3月20日の漢語角参加者たち。岩楯嘉之撮影
「日本僑報」によると、3月20日午後、東京西池袋公園で第181回星期日漢語角(中国語コーナー)交流会が開催された。
東北関東大震災の余韻が覚めない中にもかかわらず、初参加4名を含め20名の人々が参加した。交流に先立ち全員でこの度の災害で尊い命を落とされた被災者の方々の冥福と、いまだ行方不明の人々の無事を祈って黙とうを奉げた。
また、当日は日中文化交流の会日本代表・書道家塚越誠氏揮毫による「頑張れ!日本」の台紙に、参加者全員で日本の復興を祈り寄せ書きすると共に、今我々ができることとして義援金募金活動を行った。
この度の大地震、それに伴う大津波、その上福島原発1号機の事故、放射線漏れなど外国人の人には来日以来初めて経験した恐怖。世界で一番安心安全の国と思われた日本が、世界で一番危険な国日本と感じられ、被災地の詳しい情報が国内はもとより全世界に連日報道されているため、一時帰国される方、本国から帰国を促す連絡を受ける方多数の中、今回初参加のお茶の水女子大大学留学生張媛娣さんは「本国の両親からは帰国するよう連絡がありましたが、私は日本が好きですから、日本人と一緒に日本で頑張ります」と強く語った。
漢語角主催者で、日本湖南人会会長の段躍中氏は、「災難は国境なし、中国人も日本人の皆さんと一緒に力を合わせて頑張っていく」と挨拶した。(岩楯嘉之)
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年3月21日