第1四半期、日本経済は急降下した。第1四半期のGDPは年率計算で3.7%減と、市場の予測を大幅に超えた。2期連続のマイナス成長は、日本経済が正式に衰退に入ったことを示している。昨年、中国が日本を越えて世界2位になってから、両国経済の差はますます拡大している。英紙ファイナンシャルタイムズは、「東日本大震災後、この世界第3の国の脆弱さが浮き彫りになった」と報じた。日本のあるアナリストは、2期連続の減少は決して、災害による一時的なものではないと指摘した上で、「日本経済復興のカギは中国が握っている」と述べた。
GDP、2期連続のマイナス成長
日本の内閣府が19日に発表したデータによると、2011年第1四半期のGDPは前期より0.9%減少、年率換算では3.7%のマイナスとなり、2期連続でマイナス成長となった。昨年第4四半期、日本のGDPは1.1%減で、2009年第2四半期以来のマイナス成長を記録していた。まさにその時、中国は日本を抜いて、世界2位となった。
エコノミストは2%~2.3%のマイナスと予想していたが、結果はその約2倍の3.7%だった。しかし、日本の時事通信は19日、「国内市場はある程度(この結果を)予測していた」と報じた。19日の東京株式市場と為替市場は相対的に安定していたが、これはおそらく、市場がこの良くない知らせに対し、ある程度の心構えを持っていたということを示しているのだろう。
衰退は地震だけのせいではない