これらの変化は日本企業にとって非常に重要である。2007~2009年の緊縮財政の所得水準への影響はほとんどなかった。ところが2009年秋冬以降、中国の内需が拡大するという大きな変化があった。そのため、日本企業の投資環境の面で、中国の魅力は急激に変化したと言える。
中国メーカーは変速機の導入など、高い技術を要する際は日本の技術を用いる。経営管理、小売、流通などの業務は中国のデパート、家電会社、コンビニエンスストアにもあり、これらの企業が高いサービスを提供するには日本企業と協力する必要がある。そのため、今後、日本企業や日本の需要は増加し続けると見込むことができる。
この変化は統計にも現れ、日本製品の需要は中国で増加している。2007年から2008年の中国の対日貿易赤字は300億ドルだった。これは日本の対中貿易黒字である。中国に変化が現れてから、今年は日本で巨大地震が起きたものの、1~5月の貿易黒字額は昨年を上回っている。
日本国内では需要不足となっており、私たちは中国の市場拡大の力に頼りたいと思っている。中国の側から言うと、日本の中国関連業務は中国の技術向上を助け、ウィンウィンの関係である。中国の発展は日本の発展を促し、日本の発展は中国の発展を促すことができる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年6月27日