日本原発事故の被災地 「去る」か「留まる」かの難しい選択

日本原発事故の被災地 「去る」か「留まる」かの難しい選択。 日本の福島第一原発から約40~50キロ離れた飯館村は、原発から半径20キロ圏外で汚染が最も深刻な地域である。原発事故発生後、飯館村では高い放射線量が計測され、日本政府は避難地域に指定、住民約6000人ほぼ全員が村外に避難し、近くの福島市などに身を寄せている…

タグ: 原発 事故 放射能 避難所 飯館村 

発信時間: 2011-09-13 16:07:50 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

◇移住、職探しが問題に

管野村長によると、飯館村の村民にとって、福島を離れるということは、昔とまったく違った生活をしなければならず、移住や職探しといった問題が出てくる。これは多くの村民、特に中高齢者にとっては難しい選択だ。そのため一部の若者は福島県外に移住したが、まだ多くの村民が県内にとどまっている。その多くは車で1時間ほどの福島市内に住み、毎日車で村に通勤するか、村が組織する治安パトロールに参加するか、できる限り室内で行政的な仕事を行っている。村民の多くがすでに福島市内に新しい仕事を見つけ、時々家に戻っている。しかし放射能汚染が長期的に続けば、村民がこのまま故郷とのつながりを維持できるか、「飯館村」が存続できるかという問題が出てくる。

美しい故郷は目に見えるが、放射線は目に見えない、目先の見通しは立ったが、将来の見通しは立たない。飯館村の多くの住民は何をより重視し、いかに選択するか、難しい選択を迫られる。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年9月13日

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