3・11から半年 原発事故の収束、見通し立たず

3・11から半年 原発事故の収束、見通し立たず。 今年3月11日に起こった東日本大震災から半年が経過した。地震・津波被害により冷却機能を失い、無残な姿に変わり果てた福島第一原発では、復旧に向けた作業が今も全力で行われているが、一体いつになれば収束するのか、今の時点では見通しは立っていない…

タグ: 地震 原発事故 汚染水 福島 土壌 放射

発信時間: 2011-09-14 10:10:43 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

損なわれる作業員の健康

原発事故からすでに半年が経った。高い放射線量の中で、神経を使いながら長期間にわたる作業を余儀なくされている作業員に、身体的に何らかの影響が出てきている。

原発事故の処理にあたる作業員は、東京電力、協力会社を合わせると計1万2千人を超える規模になっている。8月末の時点で、累積被ばく線量が250ミリシーベルトを超える被ばく者は、最高値678ミリシーベルトを筆頭に、計6人に達している。また100ミリシーベルトを超える被ばく者は97人におよんでいる。

高線量放射線による有害性に加え、放射線防護服一式はかなり重く、夏の暑い時には40人以上の作業員が熱中症状を起こしている。作業員はシャワーを浴びることもできず、食事もビスケットやレトルト食品などの保存食が中心である。疲れた体をじっくり休める環境すら整っていない環境の中で、作業員は過酷な作業を強いられている。

8月30日、東京電力が公表した内容によると、復旧作業に携わっていた協力会社の従業員が急性白血病で死亡している。医師の診断によると原発事故処理の作業と死亡の因果関係はない、とのことだが、作業に当たったことで、健康状態を悪化させたのは疑いようもない事実である。

福島県の土壌、放射性セシウム濃度暫定基準値超え

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