日本を越えて世界第二位の経済体となった中国のすぐ後ろをインドが追っている。9月20日付のインド『経済時報』は、インドルピーの購買力で算出したGDPによれば、2011年、日本は再び追い越され、世界第三位の座をインドに譲る可能性が出てきたと報じた。
成長率8%を死守
8月31日、インド中央統計局が公表したデータによれば、製造業、貿易及びホテル業界の好調が他を牽引し、第二四半期GDP成長率は8.8%、前四半期を0.2%上回り、ここ3年間の最大成長率を更新した。
これを受け、インド国内は、今財政年度の「成長率8%」達成の可能性大とあって、大いに沸きあがっている。もともとの目標では、2012年3月末までにGDPを8.6%成長させることになっていた。しかし、7月下旬時点で、インド中央銀行は、その成長速度が弱まったと判断し、経済成長率を8%と予測、IMFはそれよりもう少し低めの7.8%と予測した。
「どんなことがあっても、経済成長率8%を死守しよう」7月末、チダンバラム内相は改革開放20周年記念イベントで、力強くこう述べた。インド政府は成長率の減速を許さない構えだ。
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