ダブルパンチに喘ぐ日本の中国人留学生 滞在しても帰国しても就職難

ダブルパンチに喘ぐ日本の中国人留学生 滞在しても帰国しても就職難。 日本で就職するのが難しいのであれば、卒業したら帰国して就職すればいいのでは?と思うだろう。だが、「帰国して就職したいと言ったら、父母の大反対に遭った」と、ある中国人留学生は語っている。なぜなら、彼を日本に留学させるために、親は大金をはたいている。親としては、なんとしてでも自分の子どもに「勝ち組」の人生を歩んでほしいと願っているのだ。海外留学帰国者のことを、留学先の国で残れなかった「負け組」だと見なす人が多いのが中国の現状である…

タグ: 日本 留学生 就職 帰国 雇用 競争

発信時間: 2011-11-16 10:11:34 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

就職戦線ダブルパンチの原因は?

資料写真:仕事を見つける女子学生

日本に残りたくても残れない、中国に帰っても職がない、といった中国人留学生の二重の苦境の原因はなんだろう?上述した事柄以外に、以下の原因があると思われる。

1つ目に、今の中国人留学生のほとんどが、中国国内での大学受験に失敗し日本へ留学したケースが多いため、相対的に、国内の受験戦争に勝てない低レベルの学生が多いことである。

2つ目に、こうした中国人留学生のほとんどが一人っ子である。自立心に欠け、コミュニケーション能力も低く、日本の社会に深く関わろうとしない場合が多い。そのため、日本の企業が敬遠する、ということである。

3つ目に、「虚栄心」や「競争心」の激しい中国の親が、留学帰国した子どもの就職を困難にしている、ということである。

4つ目に、中国経済の発展により、留学帰国者に対する企業の期待度が過剰に高くなっていることである。雇用側は日本留学経験者に対し、学歴だけでなく、日本国内での実務経験を求めるようになってきている。また、日本でのコネクションの多さも求められ、よしんば。日本からの投資をもたらしてくれる人材となることを期待するのである。

こうして見ると、中国人留学生のダブルの就職難には中国側も原因があるということなのだろう。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年11月16日

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