日本2大電機メーカ テレビ事業で提携 韓国勢追撃なるか?

日本2大電機メーカ テレビ事業で提携 韓国勢追撃なるか?。 最悪の業績を記録したソニーとパナソニックが数十年におよぶ競合関係を一時休戦にし、共同で新製品を開発し、売れ筋商品を登場させることで、躍進する韓国勢を迎え撃ち、シェア回復を図る見込みだ…

タグ: ソニー パナソニック テレビ 有機LED

発信時間: 2012-05-22 16:01:51 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

ソニーとパナソニックが、次世代テレビの共同開発で提携を模索していることが明らかになった。次世代テレビとは、有機ELというディスプレイを使った極薄のテレビのことで、実現すれば、韓国企業にシェアを奪われ苦境に陥っている日本の電機産業の転換点となりそうだ。有機ELとは「エレクトロ・ルミネッセンス」の略称で、液晶、プラズマなど現行薄型テレビのパネルよりも、高精細で消費電力が少なく、応答速度が速いという特長がある。また、薄くて軽くやわらかいディスプレイは折り曲げて持ち運ぶこともできるほどで、今までにないテレビの形態が登場しそうだ。

世界を舞台に、数十年競い合ってきたソニーとパナソニック。この度の提携が実現すれば主力事業でタッグを組む初のケースとなる。両社は、新製品および新技術の開発を共同で進めることで、大型有機ELテレビの早期量産を実現させ、世界テレビ市場における日本企業のシェアを奪還していく狙いだ。

リスクの高い設備投資への足踏み、新技術の欠如などにより、近年、世界のテレビ市場における日本のメーカのシェアは急速に落ち込み、大幅な赤字に陥っている。また、従来日本企業の後ろにつけていた韓国企業が、新製品、新技術の開発に勤しみ、惜しげもなく設備投資を行なってきた結果、同市場では今や飛ぶ鳥を落とす勢いとなっている。液晶テレビの世界シェアを見ると、ソニーおよびパナソニック2社を合わせても18.4%で、韓国のサムソンおよびLGを合わせたシェア37.5%の半分ほどしかない。先日公表された2011年度の決算によると、ソニー4566億円、パナソニック7721億円の最終(当期)赤字を計上した。両社とも、テレビ事業の不振が響いた結果である。

 

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