「衝動的にレンガを投げつけて、けんかを売ったところでどうしようもない。」李纓監督は、日本に対しての理解があまりにも足りないこと、いつまでも憎みだけを抱いていてはいけないことに気づいた。それよりも、憎みの影にあるものを分析しなければならないのだ。そうすることでこそ、真に中日関係を理性的に認識することができるようになる。
李纓監督は、人間同士が理解しあうには、大量の文化的な交流が必要であると見ている。お互いを嫌いだと思うのは、本当にわかり合っていないからだ。李纓監督は「今日、ますます多くの中国人が日本に旅行している。日本の人々と付き合えば、必ず日本に対する印象が変わるはずだ」と言う。
「穏やかな姿勢で臨まなければ、日本の見習うべき価値のあるものは見えてこないだろう」と李纓監督は話す。
一つの固定観念に全ての人を当てはめてはいけない