国防部の楊宇軍報道官は25日、「近年、日本の自衛隊機の中国に対する偵察力が拡大しており、中国の主権権益と安全利益を損害している」とし、「日本側に中国の権益侵犯停止を要求する同時に有効措置を講じ、海空事故や不測の事態発生を回避、防止する」と述べた。
◇盲目的に武力をひけらかす日本に警告
きのうの国防部の定例記者会見はやはり釣魚島問題に焦点が集まった。内容は以下の通り。
――日本の航空自衛隊の戦闘機の出動がこの半年で200回以上に達したと報道された。日本政府が釣魚島購入を発表後はさらに54回(前3カ月の3.6倍)と激増しているが、これについて中国側はどんな対策をとっているのか?
楊報道官:近年、自衛隊機の中国に対する偵察力が拡大しており 、中国の主権権益と安全利益を損害し、中日両国の海・空域における安全保障問題を引き起こす根源ともなっている。われわれは日本側に中国の権益侵犯停止を要求すると同時に有効措置を講じ、海空事故や不測の事態発生を回避、防止する。
――日本は最近、中日両国が開戦すれば、中国は必ず負けると予測しているが、国防部の考えは?
楊報道官:最近日本と一部の周辺国との関係が緊張状態にある。日本側は盲目的に武力をひけらかすのではなく、こうした状態を招いた原因を深く反省するべきだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年10月26日