今年の報道は、技術的な難題については触れなかった。
中国北方のレアアース川下企業に勤務する中間管理職は記者に対して、「日本が本件を利用し、中国のレアアース関連の発言権を損ねようとした可能性がある。日本は中国がレアアース輸出を規制しており、ルールに違反していると言いながら、その一方でその他のルートを使いレアアースを輸入(密輸を含む)している」と語った。
林氏は、「日本は中国のレアアース業界の統合を望んでいない。統合後、中国のレアアースに関する発言権が強化されるからだ。日本はまた、中国によるレアアース輸出割当の緩和を望んでいる。しかし中国のレアアース輸出割当は使い切られておらず、国際市場の需要が満たされていることになる。輸出割当制は現時点では取り消すべきではなく、業界の統合を待つべきだ」と指摘した。
徐氏は、「採掘には長期間の準備と論証が必要であり、一日で実現できるものではない。深海開発などの技術のボトルネックを考慮すると、日本が短期間内にレアアース資源の輸入依存から脱却することは不可能だ」と分析した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年4月9日