日本の量的緩和は“効果あり” ノーベル賞経済学者

日本の量的緩和は“効果あり” ノーベル賞経済学者。 ノーベル経済学賞の受賞者でコロンビア大学教授のジョセフ・スティグリッツ氏はこのほど、アジア協会がニューヨークで開催した会議で、量的緩和政策による経済促進成功の可能性は、米国より日本の方が高いとの見方を示した…

タグ: 日本 量的緩和 ノーベル経済学賞の受賞者 

発信時間: 2013-04-20 10:41:44 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

▽米経済の復活には投資強化を

スティグリッツ氏によると、金融危機以前の米国経済は消費を主な動力としていた。データによると、消費支出は米国の経済活動全体の70%を占める。ここ最近、米国の消費が復活してきたという見方がある。だがスティグリッツ氏によると、消費の上昇は持続的なものとは判断できず、経済に対する投資の促進作用をさらに重視しなければならない。米国には、パブリックセクターにもプライベートセクターにも、科学技術や環境保護 など投資が必要な業界が多くある。

米国経済はこれまで、消費を動力として成長してきた。だが現在、米国の中産階級は弱まりつつあり、消費成長を支える力を持っていない。 2010年、収入が最も高い1%の層は、米国全体の収入増加の90%を得た。消費の主体である中産階級――ある意味では雇用創出を可能とする層――の家庭収入は、インフレ調整を経た現在も、20年前より低い水準にとどまっている。

スティグリッツ氏によると、1%の富豪とその他の人々との収入格差はますます広がり、収入の不平等は米国経済の復活を妨げる要素となっている。米国の中産階級は事実上、40年前から空洞化を始め、90年代に一時的に復活しただけだった。収入の不平等は、中産階級が未来に投資する能力を備えていないことを意味する。こうした現象は重く受け止められなければならない。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年4月20日

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