安倍政権の長期運営 世界の不確定要素に

安倍政権の長期運営 世界の不確定要素に。 今回の選挙は党の勝利に過ぎず、国の幸福ではない。安倍首相の右翼的な価値観から長期的な影響を受けることで、日本社会の右傾化はより不確定な、さらには逆転不可能な段階に入り、数世代に渡り「消毒」が必要になるかもしれない。国際社会にとって、安倍首相の長期的な政権運営は、日本をアジア太平洋ひいては世界の不確定の源にする可能性があり、懸念せざるを得ない…

タグ: 安倍 参議院 圧勝

発信時間: 2013-07-22 14:12:07 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

連立与党の勝利の「表皮」を剥ぎ取り、詳細な分析をすると、今回は単なる「羊頭狗肉」(看板に偽りあり)の勝利であるに過ぎないことが分かる。

自民党が「至宝」とするアベノミクスを例とすると、日本は経済面でも消費増税、効果的な経済成長戦略、財政再建などのさまざまな難関・試練に直面することになる。アベノミクスが神棚から下ろされる日もそう遠くはない。

ましてやアベノミクスには政治的欺瞞性があるのだからなおさらだ。自民党政権に一票を投じた有権者は、安倍政権がアベノミクスというカーテンの裏側で最終的に国民に手渡すものが、「安倍の歴史学」や「安倍の軍事学」であることに、すぐに気がつくかもしれない。後者には保守的・右翼的かつ偏狭な「安倍の価値観」の烙印が押されている。

安倍政権の右翼的な色合いは、誰の目にもはっきりしている。安倍首相と閣僚が一貫して主張する「価値観」から見ると、参議院選挙の圧勝は安倍首相の「日本の夢」をさらに膨張させる恐れがある。安倍首相のいわゆる「日本を取り戻す」という夢の本質は、日本の戦前の態勢を崇拝し、それを立て直そうとするものだ。安倍首相が狙いを定めている目標は、日本の平和憲法だ。

今回の選挙は党の勝利に過ぎず、国の幸福ではない。安倍首相の右翼的な価値観から長期的な影響を受けることで、日本社会の右傾化はより不確定な、さらには逆転不可能な段階に入り、数世代に渡り「消毒」が必要になるかもしれない。国際社会にとって、安倍首相の長期的な政権運営は、日本をアジア太平洋ひいては世界の不確定の源にする可能性があり、懸念せざるを得ない。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年7月22日

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