日本の国民が広島の68回目の原爆記念日で平和を祈祷しているとき、中国侵略戦争に参加した戦艦「出雲」と同じ名前のヘリコプター空母が進水式を行った。
日本の閣僚は、進水日の決定について「ただの偶然」とコメントした。AFP通信は、「あまりにも不幸な偶然」と論評した。
「偶然」を作り出したほか、日本政府は得意な是非をわきまえない文字遊びをし、「いずも」を「ヘリコプター搭載護衛艦」に採用した。しかし、この巨大な物体が登場すると、世界の多くの専門家とメディアは「空母と同じだ」と論じた。
「いずも」が先進的な攻撃力を持つヘリコプター空母であることは事実である。長さはフランスのシャルル・ド・ゴールより13メートル短いだけで、基準排水量と満載排水量はいずれも一部の国の軽空母を上回り、全通甲板とアイランド型の構造であるため戦闘機が離着艦できるようになっている。これが改造された場合、F-35B型戦闘機の搭載も可能となる。
「偶然」でも、是非をわきまえない文字遊びでも、どんなに取り繕っても、歴史から本当のことがわかる。当時、日本の軍国主義者の空母へのコンプレックスは非常に強く、第二次世界大戦前には20隻以上の空母と各種の大型戦艦を建造し、空母は逆に侵略の野心を絶えず高める役目を果たすようになった。第二次世界大戦で敗戦後、日本は「平和憲法」の制約により攻撃型戦艦を建造できなくなったが、日本の極右政治家と軍国主義者は空母を再び保有するという邪悪な思いを捨てきれずにきた。