17−20日は靖国神社の秋季例大祭で、安倍首相は早朝、靖国神社に供物を奉納した。首相官邸でメディアに「秋季例大祭の靖国神社参拝見送りはあるか」と質問された際に、安倍首相は回答を避けた。安倍首相は同時に、閣僚は自ら靖国神社の参拝を判断できると語った。ある政府消息筋は、安倍首相は今回、自費で供物を奉納したと明かした。新華社が伝えた。
参拝の回避、中韓の圧力が原因?
中国社会科学院日本研究所の高洪副所長は、「安倍首相が今回自ら靖国神社を参拝せず、供物を奉納するにとどまったのは本意ではない。安倍首相は日本の右翼集団に対して、必ず自ら参拝すると約束しているからだ。ただし中国や韓国からの外交圧力を受け、参拝の代わりに供物を奉納したに過ぎない」と指摘した。
高副所長は、「私の知る限り、中国外交部はこれに先んじて日本政府に強いメッセージを発し、安倍首相の靖国神社参拝に明確に反対していた」と語った。韓国の朴槿恵大統領と韓国外交通商部も日本に対して、「事前警告」していた。安倍首相は今年のAPEC首脳会議で中韓両国に冷遇され、外交面で点数を引かれた。また日本の同盟国である米国も、日本が中韓との対立を激化させることを望んでいない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年10月18日