安倍首相、米国の反応に配慮か 参拝見送り

安倍首相、米国の反応に配慮か 参拝見送り。

タグ: 安倍 靖国 米国

発信時間: 2013-10-17 16:54:43 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日本の安倍晋三首相は17日、「内閣総理大臣」の名義で自費で真榊を靖国神社に奉納した。しかし、参拝は断念した。神社と安倍首相の周辺関係者が明らかにした。安倍首相は、「国の戦争のために犠牲になった英霊を崇めることは当然だ」とする一方で、外交問題が緊迫化していることから、この時期の参拝はふさわしくないと表明した。

日本政府筋は10月12日、安倍首相は靖国神社の秋季例大祭で参拝しない可能性が高いと明らかにした。中韓との首脳会談の実施に向けて環境を整えたい考えとの声もあるが、日本のメディアは、安倍首相は中韓両国ではなく、米国を考慮して参拝するかどうかを決めると分析した。

保守派の産経新聞は以前、安倍首相が靖国神社参拝を見送った場合、一つは同盟国である米国の意向を配慮、もう一つは米国の同盟国である韓国との関係を悪化させたくないからだと指摘した。この両者はいずれも安保戦略に影響するため、安倍首相は参拝問題の影響を受けない「日米韓」の共同戦線を確保しなければならない。

日本経済新聞は、米紙ワシントン・ポストが「歴史に向き合うことができない安倍首相」と題する社説を掲載したと報じた。前駐日米大使のシーファーは5月初め、日本政府が旧日本軍による従軍慰安婦の強制連行を事実上認めた「河野談話」の見直しに動けば「米国における日本の利益を大きく害する」と言い切った。

関係者によると、このとき安倍首相に「これ以上、歴史認識で踏み込んだ発言をすれば、日米関係がもたない」と進言したのが内閣官房参与の谷内正太郎内閣官房参与だったという。

メネンデス米上院外交委員会委員長が今年8月に韓国を訪問した際、「歴史の問題には正視と癒やしが必要だ。国は、過去を認識した時に歴史から解放される」と直言した。韓国メディアは、この発言は日本に軍国主義の歴史の反省を促す趣旨があると分析した。

またケリー国務長官とヘーゲル国防長官が今月3日、千鳥ケ淵戦没者墓苑を訪れ、献花した。千鳥ケ淵戦没者墓苑には第二次世界大戦中の海外戦没者で身元不明の日本人の遺骨が35万柱以上納められている。

米国はこれを通じて日本のトップに靖国神社を参拝してアジアの隣国の怒りに触れないよう暗示したとみられる。「日本が韓国と中国と靖国神社で激しく争っていることに米国は憂慮している」。「米政府関係者がより中性的な施設を訪れたのは3カ国に対抗姿勢を弱めてほしいというメッセージを伝えたかったのかもしれない」とアナリストは指摘する。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年10月17日

iphoneでもチャイナネット!

日本人フルタイムスタッフ募集    中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで
 

コメント

コメント数:0最新コメント

コメントはまだありません。