中米に対応、日本がATD−Xを開発 Su-35とF-22のいいとこ取りを目指す

中米に対応、日本がATD−Xを開発 Su-35とF-22のいいとこ取りを目指す。 日本の小野寺五典防衛相はこのほど、2014年内に先進技術実証機(ATD-X)の初飛行を実施すると発表した。同機は自衛隊で現役のF-2戦闘機の後継機(プロトタイプ)で、日本は同機により第5世代戦闘機の自主開発国の仲間入りを果たす…

タグ: 戦闘機 ATD−X ステルス性 開発

発信時間: 2014-06-03 15:55:40 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

始まりに過ぎないATD-X

ATD-Xは「先進技術実証機」として開発されているが、実証機とは何だろうか?専門家によると、実証機はハイレベルの先進技術を実証するため、性能面で取捨選択を行い、設計面で簡略化を進めた航空機のことだ。航空機の設計は非常に複雑かつ系統的な作業であり、採用する新技術が多すぎれば、順調な開発が保証されない。実力を持つ米国であっても、実証機を大量に開発する(Xプレーンなど)。これらの大半の実証機は開発に成功し、試験を実施しデータを収集しても、そのすべてが部隊に配備されるとは限らない。

この面から見ると、ATD-Xがそのまま部隊に配備される可能性はない。日本はより先進的なF-3戦闘機の設計案を公開しているからだ。その外観はATD-Xと大きく異なり、日本版のYF-23戦闘機と目されている。しかもそのステルス性と機動性は、ATD-Xを大幅に上回る可能性がある。

他にも日本は、いわゆる第6世代戦闘機の定義付けを急いでいる。日本の軍事専門誌『軍事研究』は2012年3月、日本が「i3」、つまり「情報化、スマート化、高速反応」を代表とする第6世代戦闘機の概念を発表したと伝えた。日本は当初ATD-Xのプロジェクトを立案した際に、第6世代戦闘機にも目をつけていたが、開発の途中でほんの少しだけ「現実的」になったに過ぎない。アナリストは、「日本政府は第6世代戦闘機の概念の提唱により、周辺諸国にほんの少しの『抑止力』を形成しようとした可能性がある」と指摘した。

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