2014年の日本経済を振り返る 「アベノミクス」限界あらわに

2014年の日本経済を振り返る 「アベノミクス」限界あらわに。 2014年の日本経済を振り返ると、昨年の株価上昇と円安の傾向が続いたことが最大の特徴となった。だが「アベノミクス」の新鮮なイメージはもはやなくなり、安倍首相を支える経済学者もその限界を認めている。安倍内閣の今年の経済政策にはこれと言って評価できる成果はなかった…

タグ: 日本経済 アベノミクス 投資 株価 円安

発信時間: 2014-12-18 10:14:56 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中日関係の冷え込みも影響

安倍内閣は今年、経済面での成功を求めていた。だが安倍首相本人が熱心だったのは、中国の牽制を中心に据えた「価値観外交」であり、国内での集団的自衛権容認の強行だった。経済面では、「既得権益の岩盤を打ち破るドリルの刃になる」と豪語したが、目立った成果は上げられなかった。

中国市場は世界最大規模を誇り、その潜在力も最高水準に達する。各国は中国との貿易を伸ばしている。価値観外交を取る日本だけが中国との貿易総額を減らしており、対中投資額は大幅に下がっている。2014年の下げ幅は43%を超えた。

中国の市場が大規模でなかた頃、日本は最大の対中投資国だった。中国に巨大市場が生まれたここ数年は、シンガポールなどの国が中国最大の投資国となり、日本は年々後退している。

安倍首相は今年、50カ国を訪問したが、その度に可能な限りの企業家を率いていた。だが中国に訪問した際には、安倍首相は日本企業を売り込もうとしなかった。順調とは言えない中日関係は間違いなく経済にも影響している。

中日関係は来年、転機を迎えることになるだろう。「アベノミクス」の成功は中国市場なくしては実現できない。株価の上昇や為替レートの引き下げだけでは安定した経済発展を望めないということは、今年、多くの日本の消費者と日本企業の実感となった。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年12月18日

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