日本人は細かく手が込んでいるが、右翼による中国への挑発もそうだ。彼らは驚くほど多くの奇策を弄する。中国の人口は日本の十倍以上だが、これほど多くの奇策を思いつけないほどだ。
中国はやはり日本の相手をし、あまりにも細かいことをすべきではないだろう。中国は大国であり、経済的にも政治的にも拡大を続ける。日本は小さくなるばかりだ。今日の中日を比べると、中国は忙しく、遠大な抱負を抱き、多くの面に配慮している。日本は気が塞ぎ、妙なことにこだわり、憤ると徹底的に取り組もうとする。
中国の台頭に対する不快感を最も如実に現す外部の鏡は日本だ。日本社会の中国対抗の行為は、時に日本の国益を重視せず、ただ中国に怒りをぶちまけるためになっている。この感情的な争いは日本の中国への心理の一部となっている。中国が同じように怒ってしまえば、収拾がつかなくなる。
中国は日本よりはるかに大きくならなければならない。我々は中日関係から感情的な要素をなるべく取り除き、国益を中心的な位置にしっかり据えるべきだ。我々は日本の細かい嫌がらせに注意を引きつけられるのではなく、日本との戦いで常に前を向き、周囲を見渡さなければならない。さらに中日の食い違いを自ら解消する精神力を形成していくべきだ。中国が本当にこうすることができれば、この海を隔てて向き合う隣国を完全に超越することができる。
釣魚島に戻るが、これは中国の領土であり、日本がどれほど忙しく立ち回ろうとも、中国の台頭という大きな流れの中で何の意義も持たない。日本は大国の駆け引きの中で早くも弱さを示しており、西太平洋における地位を失いつつある。釣魚島は「アジア一の日本は不沈」を実現する錨にならない。(筆者:単仁平 環球時報コメンテーター)
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年9月22日