度小月担仔面
台湾南部で最も有名なのが民族路二段に位置する「度小月担仔面」だ。その由来は初代の創業者が、元々は漁師だったが、漁業は気候に左右されて「小月」(商売が低調な時期)を過ごすことが多かったため、その時期を乗り切るために売り出したのが「度小月担仔面」のはじまりだ。
「度小月担仔面」の作り方は見たところは簡単そうだ。若者が手に持った麺を大鍋でさっと茹でて掬い上げ、碗にもって調味料とスープを入れれば、おいしそうな「度小月担仔面」の完成だ。
「度小月担仔面」には2つの「秘密兵器」がある。一つ目は先祖秘伝の手法で作られた肉のそぼろ。二つ目はエビの頭を煮て作ったスープだ。表向きの作り方は簡単だが、裏では工夫がされているのが度小月担仔面と他の麺との違いだ。肉のそぼろとエビの頭を煮る時の火加減も店の秘密だ。