海軍少将:J20初飛行を平然として受け止めるべき

海軍少将:J20初飛行を平然として受け止めるべき。 J20テストフライトの成功に対して、ゲーツ国防長官への「手土産」だとか、「米国が『F22』の数を187機に制限すれば、米国の安全保障係数は下がる」という米国人や、「北東アジアの軍事的バランスが崩れる」という日本人もいる…

タグ: 海軍少将 J20 初飛行 ゲーツ 軍事力 中国脅威論

発信時間: 2011-01-13 16:57:12 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

J20など先進武器・装備の発展によって起きる「中国脅威論」を解くには2つの作業が必要になる。そのひとつは周辺諸国を安心させること、もうひとつが米国を異常に敏感にさせないことだ。

まず、周辺諸国を安心させるために中国は「善隣、安隣、富隣」(周辺諸国と仲良くし、周辺諸国を安心させ、豊かにする)政策を堅持し続け、「周辺諸国との調和」戦略を推し進めることだ。改革開放30年以来、経済力、政治的影響力、軍事力の増強にともない、中国は弱いものいじめどころか、1997年の東南アジアの金融危機のような重要な時に立ち上がって自国の利益を犠牲にしてまで周辺諸国が困難を乗り越えられるよう手助けした。今後も軍事力を笠に着て地域を制し、私利私欲を貪ることなどない。

次の米国を敏感にさせないことはなかなか難しい。米国は高い軍事力を誇る一方で、他国の軍事力拡大にも強く警戒している。現在、米国は徐々に戦略の重点を中国に向けており、うまく対応しなければ、中米両国の軍事安全保障関係は「安全保障のジレンマ」に陥る可能性があるということを注意しなければならない。

中国は平和的発展の道を堅持し、防衛的国防政策を取り、どの国にも脅威をもたらさない。科学技術の発展に伴い、国防建設の必要から世界各国の武器装備の世代更新は当前のこととなっている。中国の武器装備の発展は完全に自国の安全防衛のため、国の主権、安全、領土保全を守るためであり、いかなる国や特定の目標を対象にしたものではない。中国が覇権を唱え、軍事拡張をすることは永久にないし、いかなる国、特に米国と軍備競争する道を歩むことはない。(作者は海軍少将、国防大学戦略研究所研究員)

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年1月13日

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