在日米軍、日本はどれだけの経費を負担しているのか?

在日米軍、日本はどれだけの経費を負担しているのか?。 戦後、米国はずっと日本に軍隊を駐留させてきた。「日米安保条約」と「日米地位協定」に従い、米国は日本に対し防衛義務を負い、日本は米国に無償で駐屯地と施設を提供するとともに、在日米軍の経費の一部を負担することになっている。では、日本が在日米軍のために使っている経費には何が含まれるのだろうか…

タグ: 沖縄 日米安保条約 思いやり予算 補助

発信時間: 2011-07-04 16:58:09 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

◇自らが提案した「思いやり予算」

資料写真:沖縄県内に歩く米軍

在日米軍の経費というと、「思いやり予算」を語らないわけにはいかない。日本国内では「在日米軍が人員を削減しないのは、日本政府の思いやり予算があまりに甘すぎるからだ」と自嘲的な声がよく聞かれる。思いやり予算とは何なのか?

ベトナム戦争後、米軍の予算大幅削減および円高により、日本は自ら義務以外の在日米軍駐留経費を1978年から自主的に負担するようになった。それが「思いやり予算」の始まりだ。日本政府は公の場で、「在日米軍駐留経費を負担する」と公言した。

1978年以降、日本政府は在日米軍基地の施設修繕費用の負担も始めた。施設には兵舎、燃料庫、防音施設、戦闘機用掩体のほか、ゴルフ場の柵、美容・スポーツジム施設、教会なども含まれる。日本政府がいかに周到であるかが伺える。

1987年からは「日米地位協定」を基に、多くの特別協定が相次ぎ結ばれ、「思いやり予算」が特別法という形で固定化し、負担額も年々増加するようになった。

それだけでなく、日本の公有土地は無償で米軍に提供しているが、もしこれを現金に換算すると、2009年、日本政府は米軍自身の負担額を上回る総額5694億円の「特別拠出金」を米軍に提供したことになる。これは日本自身の軍事経費約4100億円をも大きく上回る数字だ。

◇望むのは「特別補助」か、それとも平和か

     1   2   3    


日本人フルタイムスタッフ募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで

コメント

コメント数:0最新コメント

コメントはまだありません。