菅首相、内輪で新たな火種 弱り目にたたり目

菅首相、内輪で新たな火種 弱り目にたたり目。 菅直人首相が退陣要求の対応に悪戦苦闘しているところへ、また新たな火種が増えた。松本龍復興対策担当相の被災地での「上から目線」の発言に、各界で波紋が広がり、松本氏は辞任を余儀なくされた。もともと内閣を調整することで揺れる政権を固めたかったのだが、逆に菅政権に砲弾を一発撃ち込む結果となった…

タグ: 退陣 松本龍 復興対策 辞任 菅政権

発信時間: 2011-07-06 11:22:39 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

人材問題に加え、経験不足も民主党が頻発する問題を回避できない要因となっている。普天間基地移転問題での矛盾した言動、東中国海問題での軽率なふるまい、原発事故問題での失策、どれもそのことを証明している。松本氏の今回の失言を日本のメディアは、国会で反対することに慣れ、発言があまりに好き勝手だと皮肉っている。

一方、松本氏の辞任を別の視点から解読する人もいる。自民党の谷垣禎一総裁は、「松本さんはやる気を失っているのではないか。もう菅さんの下 でやっているのは嫌だ、という表現だと思う」との認識を示した。この言葉は対岸の火事ではあるが、まったくそうではないとも言い切れない。菅首相は8月末に退陣を表明しているため、松本氏の任期も長くて2カ月ということになる。復興担当相は責任重大だ。メディア、与野党、被災者の目が注がれる。もうすぐ辞任する首相のために骨の折れる仕事を引き受けることになる。

松本氏の辞任によってさらに苦しい日々が待っている菅首相。共同通信は、民主党内からの早期退陣圧力が一段と強まりそうだと伝えている。一方、菅首相はさらに「居座り」続けるという声もある。2011年度第2次補正予算案が衆議院で審議入りする。自民党は反対の意向を固めている。菅内閣がこの難関を克服できるかに注目したい。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年7月6日

     1   2  


日本人フルタイムスタッフ募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで

コメント

コメント数:0最新コメント

コメントはまだありません。