海軍軍事学術研究所研究員、空母に関する5つの質問に回答

海軍軍事学術研究所研究員、空母に関する5つの質問に回答。 国防部の耿雁生報道官は27日、中国が現在、研究・試験・訓練用に中古空母1隻を改修中であることを発表した。中国初の空母をめぐり読者が関心を寄せる問題について、海軍軍事学術研究所の李傑研究員に話を聞いた…

タグ: 海軍 研究員 空母 脅威 技術

発信時間: 2011-07-28 14:49:18 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

(5)空母改修で難しい点は?

----中国の空母改修は技術面で全方位的な試練に直面。最新鋭空母との落差は大きい。

記者:中国は空母改修の過程でどのような技術的障害を克服したか?

李研究員:中国初の空母改修・建造であり、技術面の試練は全方位に及んだ。現代空母はさまざまなハイテク技術と先進兵器を一身に集めた海上の「巨人」だ。大量の新知識、新技術、新材料を必要とする。たとえば総合設計技術、動力技術、レーダー技術、情報技術、艦載機技術、発射・迎撃技術などだ。こうした技術には国全体の支えが必要だ。

中国は依然機械化から情報化への転換過程にあり、非常に多くの困難に直面した。初めからの取り組み、ゼロからの取り組みが数多くあった。だが努力によって多くの難題を解決し、いくつかの成熟した先進技術を応用することができた。

無論、現代の最新鋭空母と比べると、まだ落差は大きい。現代戦争に適した先進空母を手に入れるには、技術革新面でまだとても長い道程を要する。

記者:正式な就役には改修完了からどのくらいの時間が必要か?

李研究員:これについては決まった見方はない。安定性、信頼性、協調性の問題の解決のスピードを見る必要がある。外国の状況を見ると、速いことも遅いこともある。変化する、さらには厳しい海洋環境の中で全てのシステムを検査・検証する必要がある。通常は起きない新たな問題を解決し、艦艇と艦載機の協調の具体的なテストなどを行う必要がある。この過程において当然新たな困難に直面するし、その克服にも時間を要する。

したがってわれわれは科学法則を尊重しなければならない。時間を無駄にしてはならないし、急ぎすぎてもならないのだ。

「人民網日本語版」2011年7月28日

 

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