中国の航空母艦1番艦の試験航行が目前に迫る中、中国海軍が再び西側メディアの注目を集め、1番艦の技術レベル、等級、配属地域について様々な予測が飛び交っている。
◇試験航行は8月初め
1番艦が今月1日に進水するとの予測がはずれると、次に西側メディアは8月初めだと見込んだ。
日本の英字誌「ザ・ディプロマット」は24日、大連港で修復作業中の空母「ワリャク」を遠くから観察すると、中国の1番艦は近く、おそらく来月には進水すると思われると伝えた。
ロイター通信も22日、数週間以内に試験航行が行われるとの予測を報じた。
米軍事サイト、ストラテジー・ページは21日、中国の政府系メディアによると、ワリャクの修復作業はまもなく完了し、1番艦は海軍固定翼艦載戦闘機およびヘリコプターのパイロットの日常訓練に関わる任務を担うと伝えた。中国海軍は100人以上の艦載戦闘機パイロットを訓練する海軍訓練計画などをすでに発表、非航空作戦人員100人の訓練も現在行われている。
米ハフィントン・ポスト紙は今月11日、ワリャクは8月から約1カ月間の試験航行を行うとみられると伝えた。
同紙は、「過去数カ月ないし数年の間に空母に数多くの兵器が設置、これらの兵器はすでに中国国内の軍事掲示板で確認できる。その装備情報が確かかどうかは不明だが、国外、特に中国の隣国は強い関心を寄せている」とした。
◇注目される空母の用途