情報によれば、ポンスは改造後、特殊部隊シールズが通常使用している小型高速艦艇とブラックホークヘリを収容できるようになるという。
この他、メガフロートの重要使命は対潜水艦作戦支援、特に掃海艦や小型パトロール艦艇及び飛行機をサポートできることである。米国は、重ねてホルムズ海峡封鎖を警告しているイランが水雷を使用すると考えている。このイラン側の大きな可能性を前に、米軍はもはや外交と経済手段だけでは均衡が取れなくなっている。メガフロートは米軍の攻撃計画の一部分でもあるのだ。
米軍スポークスマンはメガフロート派遣の目的や中東における具体的配備位置を明かしていないが、それが特殊部隊の秘密「近海任務」に役立つことは明らかである。
そして、将来的な作戦行動として、以下の内容が含まれるだろう。
一つは海岸偵察である。現代の軍事技術は日進月歩の進化を遂げているが、偵察設備がどれだけ進歩したところで、人間に取って代わることはできない。だからこそ、特殊部隊シールズはこれまでずっと各種偵察手段をその「お家芸」としてきたのである。
二つ目は、水中爆破行動である。例えばパナマ輸送艦攻撃の際、米軍は直接F/A-18ホーネット戦闘攻撃機を派遣し、誘導爆弾または対艦ミサイルで標的を破壊することもできたが、実際には特殊部隊シールズを派遣、敵艦に接近し爆薬を仕掛けて標的を破壊した。
三つ目は海上牽制である。主に正面戦闘において、特殊部隊シールズが海上で最小限の力で敵を引き付け、その判断や行動を鈍らせることで、主力部隊による攻撃を援護することができる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年2月5日