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発信時間： 2012-03-09 15:54:16 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

文＝軍事的専門家　陳虎

資料写真:F35戦闘機

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田中直紀防衛相は2月29日の衆院予算委員会で、航空自衛隊への最新鋭ステルス戦闘機F35の導入について、納入遅れや価格高騰が避けられない場合、契約を取りやめる可能性もあると言及した。

英国もF35の艦載型購入を取りやめ、F35の垂直離陸型を英国の将来の空母に導入すると明らかにした。

米国の次世代主力戦闘機であり、米国の将来的な主要輸出型戦闘機でもあるF-35は開発段階で開発日程の延期、開発費の超過、機体の技術性能が基準値に達しないなど一連の問題が続出している。これらの問題により、F35の開発計画はずっと議論が絶えない状態が続いている。こうした前提の下、F35の開発計画が失敗した場合、どんな結果となるのか？

◆F35開発が失敗する様々な可能性

まずはっきりする必要があるのは、どうなれば開発の失敗といえるのか？

失敗という角度からいうと、様々な情況が含まれる。最も極端な情況は開発プロジェクト全体が失敗に終わり、戦闘機が開発されないことだ。現在の情況はF35はすでに空を飛び、前期生産型が完成し、少量産ができるため、開発の完全失敗という極端な情況となる可能性は非常に低い。

だからといってF35の開発が必ず成功するとは限らない。

実際、開発が失敗する情況は他にもある。例えば開発周期の大幅に延期、価格の大幅な高騰によって購入できなくなる国が出てくる。販売後、使用中に重大な技術的欠陥などが見つかる可能性もある。

こうした情況になった場合、開発の失敗となるのか？こうした情況になった場合、どういった連鎖反応が起きるか？

◆F35に重大な技術的欠陥が見つかる可能性は排除できない

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