韓国の外交はこれほど「歴史問題」に固執しており、「新しい考え」や「戦略論」に長けた人は「大局」を考えないように見られがちだが、意外にもここ数年の民間調査の結果から、日本人の多くが韓国をより好きになっていることがわかった。しかも日本外務省の高官は韓国で9日、慰安婦問題に関して、「いま可能性のある解決策を検討している」と述べた。これはプライドをかけて得た尊重の証といえる。
「歴史問題」によって、中日関係の周期的な悪化の頻度と程度が加速している。中日関係の真の問題を子孫に押し付けるのは無責任なやり方で、間違っていることが証明されている。韓国と同じく、対日外交の「歴史問題」は民族の価値や政治の合法性に関係することから、中国社会はマイナスの結果を受け入れられない。「歴史問題」の迅速な解決が中日外交の優先課題であり、国際法的意義の上からも解決を進め、責任と信頼のある戦後の中日の和解を実現し、新しい国民性のある公的外交を創造してこそ、中日関係の正しい道筋といえる。(中国伝媒大学国際伝播研究センター 劉建平副教授)
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年3月17日