◆米機と実力が拮抗 空母攻撃をサポート
中国は現在多機種の無人機を開発している。特に注目を集めているのは「暗剣」(Dark Sword)で、超音速飛行とステルス性を備え、米無人機「Avenger(アベンジャー)」に近い。無人機の性能は対空母作戦の偵察などの任務を実施できる。
将来的に中国海軍の無人機は弾道ミサイルで空母戦闘群を攻撃する戦法の中で目標追跡の任務を担うことになるだろう。
◆技術的には米と格差 空母配備に適した中国の無人機
国内の軍事専門家、宋忠平氏はインタビューで、中国は50年代には無人機の開発を手がけており、米国よりさほど遅くなかったが、技術面で米国と格差ができたことは認めざるを得ないとしている。
そのほか、中米両国の無人機は作戦任務も異なる。米国はグローバル戦略配備であるため無人機の偵察範囲が広い。米国の偵察機「グローバルホーク」の偵察範囲は1万メートルに達するが、中国の無人機「翔竜」は8、9千メートル内に過ぎない。これは中国が地域軍事戦略の配備に重点を置いているためだ。
そのため中国の無人機は大量製造と、空母に配備して環境を監視測定するのに適している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年4月11日