写真・国防高等研究計画局が開発した兵器、高エネルギーレーザー地域防衛システム「HELLADS」(対地専用攻撃機AC-130に搭載されている)。
古代神話にはよく、「海底に潜む魔物が怪しい呪文で呼び起こされ、世界を破滅に陥れた」などと言ったくだりがある。そして、今、米国防省がその「海底に潜む魔物」を生み出そうとしている。米紙『星条旗新聞(Stars and Stripes)』は3日、米軍国防高等研究計画局が無人機を格納した特殊な容器(カプセル)を秘密裏に、ライバル国の海底に配備していると報じた。この無人機は、指令を受けると海上に飛び出し、特殊なミッションを遂行するという。そして、この海底への兵器の事前配備という「パンドラの箱」をひとたび開けてしまったアメリカの行動が、今後どのような波紋を広げる事になるかは予想しがたいものである。
2017年度、第一回試験実施へ