No.8:グリトニール:中国は世界最大の海産物生産国に 北欧金融グループのグリトニール銀行はは5日、「中国海産物産業レポート」を発表した。このレポートでは、中国はすでに世界最大の海産物生産国となり、中国の一人当たり海産物消費量は向こう13年間に40%伸びると予測している。 資産総額312億ユーロのグリトニール銀行は業務を世界の海産物分野の金融サービスに集中している。 このレポートのまとめによると、2005年の中国の海産物生産総量は5100万トンで、現在の中国海産物生産量はすでに世界の総量の35%を占めるに至っており、2006年の中国海産物輸出額は約80億ドルで、世界で3位となっている。 グリトニール銀行のグローバル海産物担当は、「養殖技術の急速なレベルアップや競争相手に比べて際立った価格の優位により、中国の海産物生産業は望ましい成長を続けている」と分析している。 このレポートでは、人々の生活レベルの向上にともない、中国の1人当たり海産物消費量はすでに1990年の11.5キロから2006年の25.6キロに増え、2020年には40%増の35.9キロに達するという予測を出している。エビ類以外、中国の国内生産は需要増を満たすことができると見ている。 中国はすでに世界最大の海産物生産国であると同時に、海産物輸出も世界の前列に立っており、その約半分は日本向けの輸出である。5日に上海で開催された「2007海洋からのチャンス」という大会で、世界最大の海産物金融サービス・プロバイダーのグリトニール銀行は、最新の中国の海産物生産業に関するレポートを発表した。 「チャイナネット」2007年11月6日