民生重視で発展の包容性を向上
民生改善は経済発展の根本目的である。経済情勢が複雑なほど、民生の保障と改善が重視される。
今回の会議では、民生の保障と改善が提議された。民生重視とは、民生の保障と改善をより重要な位置に置き、差し迫った問題を集中的に解決し、人々の目に見え、実際に恩恵が得られる事を確実に行うということだ。
重慶で働く胡耀輝さんは大学卒業後、5年で5回引越しをした。今年の春節後、低中所得者向けの「保障性住宅」に申し込んでみたところ、抽選で当った。彼の家の前には都市鉄道と路線バスが通っている。
今回の会議で、「保障性住宅」への投資・融資、建設、運営、管理をしっかり行い、都市部の低所得層、新卒者、農民工(農村からの出稼ぎ労働者)の住宅難を少しずつ解決していく方針が打ち出された。教育への投入増加、社会保障システムの整備、農民工の都市部での労働・生活問題重視、医薬衛生体制改革などに力が入れられる。
中国人民大学経済学院の王晋斌副院長は「経済成長と民生改善が協調的発展をしてこそ、発展の包容性が向上され、人々が経済成長の恩恵に授かることができる」と語る。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年12月15日