④ 知的財産権保護の現状と問題点
・模倣品業者に対する行政罰の強化、行政罰に関する過料水準の引き上げや、製造設備の没収の強化を要望する。また押収品価格評価時における純正品価格への考慮、権利者への行政処罰結果通知についても併せて要望する。
・ 模倣品業者の再犯に対する対策の強化策として、再犯者への処罰の強化や、再犯者情報の摘発行政機関間との情報共有の強化を要望したい。
・ 「特許に係る国家標準の制定及び改定についての管理規定(暫定施行)」に関し、中国国家管理標準化委員会は、日本の産業界の意見に耳を傾け、国家標準の制改定において特許権者の権利に十分配慮するとともに、手続の簡素化、判断基準の明確化を図るべきである。また、その実施規定である「国家標準の特許に係る処置規則」の検討についても、十分に日本の産業界の意見を反映していただきたい。
・ 取引先からの技術・ノウハウの技術漏洩リスクが日系企業の研究開発や技術移転を阻害する恐れがある。技術・ノウハウ・営業秘密等が適切に保護されるよう、法制度の整備を要望したい。