日本の原発危機で新エネルギー業界の関係者と専門家は、十分に教訓を汲み取り、原発のリスクと環境コストを改めて見積もり、現在の原発を重点とする新エネルギー戦略を見直し、中国の優位エネルギー産業である太陽光発電の新エネルギー応用における比重を高めるよう提案した。
一、原発のリスクとコストを改めて見積もり、「国家新エネルギー発展戦略」を早急に見直す。
天威新能源控股有限公司(持ち株会社)の高正飛総経理(社長)は次のように語った。日本の原発危機で海外では原発の評価をやり直す動きがみられ、ドイツは原発7基を閉鎖し、カナダは計画中の2件の原発プロジェクトを初歩的に放棄した。中国は現在、原発の新規認可・新設を一時的に停止しており、原子力を重点とする新エネルギー発展戦略を早急に見直し、太陽光、原子力、風力、水力発電のつり合いのとれた、いずれも重視する新エネルギー発展戦略と具体的な活用目標、実施計画を策定する必要がある。