日本企業は変わらず世界の「無形王者」

日本企業は変わらず世界の「無形王者」。 日本大震災発生以降、日本企業の苦境が取沙汰され、中国国内においても「日本の技術はもう終わり」や「中国の技術はすでに日本を上回っている」等の見方がある。これについて、著者の考えでは、日本企業の技術的実力は過小評価されるべきでない…

タグ: 日本企業 技術 無形王者

発信時間: 2011-10-04 10:37:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

第四に、技術崇拝主義である。日本企業の技術構造はピラミッドのようになっており、他社に真似できない「特技」と優れた技術を持つ職人を抱える無数の中小製造企業が「Made in Japn」ピラミッドの基礎となっている。日本の中小企業の多くが中間製品の市場で大きなシェアを占めたり首位に立ったりできるのは、その技術製品を作れる企業がその一社のみ、つまりオンリーワン企業だからである。

第五に、産業チェーンである。日本企業は機械、部品、原材料の研究開発による産業の高度化を非常に重視している。「MADE IN JAPAN」の特色はその大全集ではなく、産業チェーンの上流に位置する高技術あるいは付加価値の高い製品とその装備にある。

第六に、省エネである。エネルギー資源の利用効率向上を非常に重視しているため、日本企業は既に世界一流の省エネ技術を持っている。

第七に、集団主義である。日本企業の経営者は生産現場に対し「生産現場第一主義」を信条とし、集団主義精神の発揮を重要視している。

第八に、品質である。「MADE IN JAPAN」の栄誉は厳格な生産管理によるものである。ここ数年、その信頼性が揺らぐこともあったが、全体的に見て「MADE IN JAPAN」はやはり世界で大きな支持を得ている。例えば、情報化社会に不可欠な半導体の生産において、日本の半導体シリコンウエハーの世界市場シェアは70%にも上る。また、米国の三大自動車メーカーが使用する圧延金型も「MADE IN JAPAN」に指定されているという。それは、米国製の金型が3万回の圧延で磨耗し使えなくなってしまうのに対し、日本製は6~10万回まで圧延できるためである。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年10月4日

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