一部のメディアは、サッカーのレベルを向上するカギは体制と意識にあるとし、中国がサッカーを立て直せるかについて疑問を示した。スポーツ報知は、この十数年近く、両国ではかなりサッカー交流が行われてきたが、中国のサッカーと日本のサッカーの距離は開くばかりとし、その原因はやはり中国のサッカー体制、子どものサッカーに対する意欲と客観的条件の制約にあると伝えた。今回の12人のハイレベル代表団は中国政府がサッカーをかなり重視していることを示しているが、現実的な体制問題を解決できるかがおそらく中国のサッカーがまず優先的に考えなければならない問題だろうとした。
◇日本サッカー協会:「国情」を強調するなら、視察に来る必要はない
日本側は中国視察団に何も隠さずすべてを伝授した上、情況紹介のスライドに中国語の字幕まで準備していた。日本サッカー協会の川淵三郎前会長は、「あなた方はすでに何度も視察に訪れたが、それがすべてムダになっている。中国のサッカーはまったく進歩していない」と遠慮なく突っ込んだ。
数日間の研修中で、日本のサッカー関係者は、「あなた方はすでに何度か日本に来て学習・交流を行ったにもかかわらず、なにかにつけ“国情”を強調し、中国の国情は日本と違うと言う。もちろん私たちにも、2つの違う社会制度であることは理解できるが、それは理由などではないし、常に口にするべきことではないのではないか」と遠まわしに批判した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年10月28日