1日午後、南京市人民対外友好協会は、南京市人民対外友好協会と上海日本領事館が共催する「日本文化ウィーク」の延期を発表した。すでに日本側にも伝えたという。上海日本領事館の高山美果文化交流担当領事は取材をうけ、すでにこの知らせを受けており、この決定が双方の協議による結論であることを明らかにした。
日本の愛知県名古屋市の河村たかし市長が、続けざまに数回にわたり「南京大虐殺はなかった」と発言したことを受け、南京市民に強烈な反発が高まっている。南京市政府は2月23日、名古屋市との公式交流を一時的に中止することを通告したが河村市長はこれを聞き入れず、南京市と日本の交流は現在、膠着状態にある。
南京市の外事担当者は、1日夜、日本側の「日本文化ウィーク」主催者にこの決定を伝え、開催時期が未定であることを明らかにした。
上海日本領事館の高山領事は、取材をうけ、すでにこの知らせを受けており、この決定が双方の協議による結論であることを明らかにした。
「文化ウィークは本来、現地市民との交流を深めることが目的だが、現在は開催できる状況にない」といい、今年は中日国交正常化40周年に当たり、現在、日本領事館は各方面と協力の上、中国側と調整し最もふさわしい時期を選んで開催したいと考えているという。
毎年3月、南京市は中日友好イベントを行ってきた。「日本文化ウィーク」は多彩な内容の中日両国の青年文化イベントで、南京市民の人気を集めている。また、上海日本領事館にとっても重要な年間友好交流活動のひとつと位置づけられている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年3月2日