サステナビリティの浸透で社会に貢献する企業に 富士ゼロックス株式会社

サステナビリティの浸透で社会に貢献する企業に 富士ゼロックス株式会社。

タグ: 富士ゼロックス 中国 徐正剛総経理

発信時間: 2012-06-18 17:22:45 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

チャイナ:この3月、徐総経理は中国の有力経済誌週刊第一財経(CBN Weekly)が主催した「CBN革新50人 CSR革新者賞」に選出されました。CSRの取り組みが決め手だったそうですが、複合機・複写機などの使用済み商品やカートリッジを中国全土(香港、マカオ、台湾を除く)から回収し、再資源化を行う「資源循環システム」や環境への取り組みについて詳しくお聞かせください。

徐:まずですね、「企業は何のためにあるか、社会に貢献するためにあるのだ」というのが、我々の会社のポリシーになっています。先ほどご紹介くださった今回、評価受けたCSR活動はそのリユース、リサイクルの前に4つのバリューチェーンを通じてサスティナブル(持続可能)な一貫した取り組みになっているんです。

つまり、環境にやさしい資材調達、製造・販売、お客様使用時、そしてリユース・リサイクル・廃棄という4つの循環の場面で、それぞれのステークホルダーの皆様と協力して行っていく活動です。この最終的な段階であるリユース・リサイクル・廃棄のために、2008年1月蘇州市に中国大陸地域のカートリッジ、マシンを回収し、再資源化する工場を建てました。

カートリッジは一部の部品を取り替えて、お客様にお安く再提供しています。マシンは64種類のマテリアルに分類して再資源化する取り組みです。2011年度、すでに回収済みのものに関しては99.9%の再資源化を実現しています。日本ではこのサステナビリティの取り組みで、2010年すでに99.9%の再資源化を達成しました。日本の次に、タイではアジア太平洋地域(中国を除く)でこの2010年から99.9%の取り組みを行っています。この資源循環システムは弊社独自の取り組みで、蘇州市にあるこの工場には中国政府からもたくさんの見学に来ていただいています。

ですが、これだけ広い国ですから、回収には難しさがあります。直販を通じては60%以上の回収を実現していますが、代理店販売を通した回収にはまだ問題があります。これについては、プライオリティを決めてきめ細かく回収率を向上する取り組みを進めています。中国でもここ2年くらいで環境に対する感覚が変わってきていますし、リサイクル法もできました。企業は社会のために存在するのだから、社会的責任として製品回収に年間1億円以上をかけて取り組んでいます。

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