しかし中日の難局を打開するカギは中国ではなく、日本と米国が握っている。
日本は釣魚島問題の発起人であり、米国はそれを助長する役割を果たしている。1世紀以上前に日本が釣魚島を盗み、戦後米日が釣魚島を闇取引したことが釣魚島問題の発端だ。日本と米国は間に合わせ的な政策ではなく、歴史の過ちを正視する必要がある。歴史の事実歪曲を続けることは、日本にとって自らの歴史的負担を重くし、釣魚島問題解決の妨げとなるだけだ。米国は本来釣魚島問題の経緯をはっきりわかっているにもかかわらず、歴史の責任を回避し、あいまいな外交言語で釣魚島が中国に帰属する歴史的事実をぼやかし、日本の釣魚島主権に対する幻想を助長している。
中日の難局を打開するには、日本が両面的手法を放棄し、誠意をもって対話のテーブルにつく一方で、米国は言動を一致させ、釣魚島の主権問題において本当に「立場を持たない」姿勢を貫き、日本に幻想を抱かせないことが必要だ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年10月24日