外国メディアによると、日本の安倍晋三首相は23日夜、第19回国際交流会議「アジアの未来」晩餐会に出席した際、「村山談話」を引用して歴史に目を向けた。日本メディアは、安倍首相が歴史の「落とし穴」から脱したことを示し、隣国の中国と韓国に向けられたよいメッセージだと見ている。
晩餐会には、シンガポールのリー・シェンロン首相、タイのインラック首相などアジアの政界の要人も出席した。晩餐会で行ったあいさつで、安倍首相は、「日本はかつて、とりわけアジア諸国の人々に対し多大の損害と苦痛を与えた。そのことに対する痛切な反省が戦後日本の原点だった」と、第二次世界大戦を「反省」する言葉を述べた。
さらに、団結力と活力のあるアジアに日本も積極的に溶け込み、改革を行うことの必要性を示し、「日本は自由でオープンな経済を求める。多国間の貿易の枠組みに加入し、これにもっと拍車をかける」と話した。
また、岸田文雄外務大臣は会議で、「日本はアジア太平洋自由貿易圏(FTAAP)の実現を促し、高いレベルの貿易・投資ルール作りを主導する」と表明した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年5月24日