ミャンマー訪問中の安倍晋三首相は25日午前、ヤンゴン市の遠い郊外に位置する、日本人によって建築された第二次世界大戦の旧日本軍の墓を訪問した。安倍首相にとって、祖先に祈りを捧げることは当然のことなのかもしれない。しかしこれらの「先人」が何をしたか、そして何のために他郷で命を落としたかを、安倍首相はとっくに「忘れてしまった」のだろうか。
しかしながら、日本人は決して忘れやすい民族ではない。第二次世界大戦の一部の細かい点については、特にそうだ。
韓国の主要メディア・中央日報は数日前のコラムで、広島と長崎が第二次世界大戦末期に米国の原爆投下を受けたことを「神の懲罰」を称し、日本政府からの「強い抗議」を招いた。菅義偉官房長官は、「日本は世界で唯一原爆を投下された国家であり、このような言論を永遠に許すことはない」と強調した。
原爆が日本にもたらした傷は、人々の心に深く刻まれるべきだろうか。その答えは紛れもなく「イエス」だ。
広島と長崎は2発の原爆を投下され、30万人弱の死者が出た。そのうち一部の被害者は現在も、放射能による後遺症に苦しめられている。日本の民衆がそのために支払った悲痛な代価を、人々は当然ながら忘れるべきではない。
しかし人々がそれよりも忘れるべきでないことは、このような苦痛と災いをもたらした根源だ。好戦的な日本軍国主義の支配者は、アジアの隣国に深刻な災いをもたらすと同時に、日本人を暗闇の深淵に引きずり込んだ。