日本の下手な演技は、長年にわたる「平和憲法」の束縛から脱却し、いわゆる「正常な国」になり、自衛隊を「国防軍」にし、アジアでの「リーダー」の地位を回復し、少なくとも東アジア地域でより多くの発言権と主導権を持つ狙いがある。
実は日本の一部の政治家は人には言えない次のような目的を胸に秘めている。(1)「いずも」は当時上海で残虐行為を行い、中国侵略戦争と日露戦争において、極めて恥辱的な役割を演じた悪名高い艦船だった。準空母を「いずも」と命名するのは、昔の「いずも」を呼び戻すようなものである。(2)「いずも」の排水量、搭載機数、全面的な任務がこなせるという特徴を利用して周辺各国に様々な威嚇を行う。海上対潜や「離島奪還」などその矛先は明らかに中国に向けられている。(3)万が一、米国が自らの戦略的利益のために日本に見切りをつけ、米国がより大きな利益のために日本を棚上げした場合、日本は周辺国と単独で戦うことになる。そうなれば数隻の艦船でもなければ、対処できない――。
日本の行動と野心を米国は当然よくわかっているが、日本に「アジア太平洋シフト」戦略で飛び回ってもらい、第一列島線で中国を食い止めてもらう必要がある。ただ、日本が米国の思い通りに動くとは限らない。米国は「自分の足に石を落とす」可能性がある。(三略研究所海洋研究センター 李傑)
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年8月9日