習近平国家主席は本日、インドを訪問する。中国の首脳がインドの国事訪問を行うのは8年ぶりで、大国の指導者が新政権誕生後にインドを訪問するのも初めてだ。環球時報が伝えた。
習主席の訪印日程の最初の目的地は、モディ首相の故郷であるグジャラート州だ。本日はモディ首相の64歳の誕生日で、グジャラート州最大の都市であるアフマダーバードで中国の主席を迎える。両国首脳のこの特殊な時期・場所での会談は、中印が相手国を重視している象徴である。これはまた、両国首脳の個人的な関係を構築するスタートラインでもある。
モディ首相が今月上旬に訪日した際に、日本の与論は「インドと共に中国に対抗」を大きく取り上げた。モディ首相は当時、これに知的・理性的に反応した。この雲をつかむような話を誇張する日本人は今日、穴があったら入りたいほどだろう。
インドは独立・自主的な外交政策を進めている。日本はおろか、米国さえも、この南アジアの巨象を好きなように操れない。これはインドの外交の知恵を反映している。インドの巨大かつ現実的な利益も、決定的なものだ。
我々は友人を選ぶことができるが、隣人を選ぶことはできない。これはインドの首脳がかつて強調した一言だ。中印の友好的な協力は、インドにとってかけがえのない戦略的価値がある。インドとその他の大国の二国間関係は、別の話だ。中印の良き隣人としての地政学的な意義は何にも勝り、全面的かつ実質的な利益が存在する。これらの利益と意義と、世界の地図の前で「総括」された戦略レベルのものを、同じく扱うことはできない。
大国の友好的な隣人としての関係は、その他の外交の基礎的な条件になる。これは現在のインドにとってはなおさらだ。例えば中国との関係が良いほど、米日との関係の発展において有利になり、主導権を握ることができる。