“書面語”中国語(ビジネス文書/資料/ネット文等)読解力養成

“書面語”中国語(ビジネス文書/資料/ネット文等)読解力養成。

タグ: 書面語

発信時間: 2015-12-11 08:51:29 | チャイナネット | 編集者にメールを送る
 

<書面語(論説体)中国語の実例↓>

 

(1)単語レベルの指摘例

学生:日本語では、小学生は「児童」、中学、高校生は「生徒」、大学生は「学生」。

承诺:日本語では「約束」「公約」

深刻:「深い」。日本語の「深刻」は中国語の“重大”“严重

协议:日本語は“合意”“協定”

试验:日本語ではよく「実験」。例:“核试验”は「核実験」

表示“表明”:中国語では一般に人は“表示”で、データは“表明”。人で“表明”を使うのは、何かの事実を明らかにするときだけ。日本語では人は「表明」で、データは「表示」。その逆は絶対に使えません。

“国家”:中国語の“国家”は単複同型。したがって、“洲国家”は「アジア諸国」。

(2)フレーズレベルの指摘例

 ①[動詞+結果補語“好”]の訳し方:「ちゃんと(しっかりと)Vする」

[V1+V2+共通の目的語]:「~をV1し、V2する」

[動詞“结合+目的語]の訳仕方:「~を」では誤訳になる。「~に(~と)結びつける」

④“令人~”:見かけは使役文だが、“”が話しても含む不特定多数を指すので、受け身に訳すとうまくいくことも多い。例:“令人吃惊”「人をびっくりさせた」→「びっくりさせられた」

⑤“增加了一倍”“增加到两倍”:どちらも「2倍になった」。中国語はよく“增加了一倍”のように、増加分で倍数を表示することがあるが、日本語では、「何倍分増えた」と増加分を倍数で表示することはほとんどしない。

 

(3)文全体の構文の指摘例

①主述述語文の訳し方:“A~だ”。例:“她个子高”「彼女高い」

②「主語+介詞構造+“的”+名詞」の訳仕方

まず介詞構造を訳し、次に主語に「の」を付けて名詞に係る。

例:改善生活的意「生活の改善に対する鉄道意義」

③接続詞“而”はつなぐ作用だけなので、日訳する時は、逆接なら、「であるが」といった逆接を示す訳語にしなければならない。

④後ろから前へと訳したほうがいい場合もある構造。

[“有”+名詞+名詞の係る動詞性修飾語]の構文

例“干涉国”「他国に干渉する権利がある」

○前を受ける

例“~、以进行”:「するために~する

 

(4)その他の注意例

①中国語は接続詞をなるべく省きたがるが、日本語は接続詞をなるべく入れてスムーズにしないとだめ。

②中国人は、①の影響で、すぐピリオドを打ちたがるが、日本語は繋げた方がいい場合が多い。

③中国語の数量詞や指示代名詞は、単語に修飾語があると、その先頭に置くが、日訳する時は、先に修飾語を訳さないと、数量詞や指示代名詞が、修飾部分にある別の名詞に係る可能性が出て、誤解につながる。

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