南中国海の「外交戦」、中国が得点を稼ぐ

南中国海の「外交戦」、中国が得点を稼ぐ。

タグ: 南中国海 外交戦 上海協力機構外相会議

発信時間: 2016-05-26 14:10:59 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国が南中国海問題をめぐる「友人グループ」の拡大を続けていることについて、西側メディアは「中国が南中国海をめぐる外交戦を強化」と形容した。この外交の努力を「争奪戦」とするならば、中国の得点は南中国海で波を立てる米国より少なくない。先ほど40数カ国が中国の南中国海における立場を支持したが、上海協力機構外相会議も24日にプレスリリースを通じて、中国の南中国海問題における立場を支持した。

イタルタス通信は25日、「南中国海問題について、上海協力機構外相会議はプレスリリースを発表し、国連海洋法条約を含む国際法の原則を踏まえた上で、海洋の法的秩序を維持するべきとした。またすべての関連係争は、当事国の友好的な交渉と協議により平和的に解決されるべきで、国際化と外部勢力による干渉に反対するとした。さらに関連国に対して、同条約、『南中国海各方行為宣言』、同宣言の行動指針の全条項の順守を呼びかけた」と報じた。

一部のメディアは中国の立場への理解の広がりを受け、「国の大きさ」によっていちゃもんをつけている。AFP通信は記事の中で、中国を支持するのは小国や貧困国ばかりで、フィリピンは米国や日本などの大国から支持されていると報じた。中国外交部の華春瑩報道官は25日の記者会見で、「一部の西側メディアにありがちな傲慢と偏見、功利主義を見て取ることができる。我々は、国は大きさや貧富の差に関わらず一律平等で、いずれも尊敬されるべきだと考えている。国の大小と貧富によって理非曲直を論じるのは荒唐無稽だ」と述べた。

中国人民大学国際関係学院の専門家である金燦栄氏は25日、環球時報に対して、「中国の南中国海問題をめぐる友人グループについては、次のように見るべきだ。中国、ロシア、インドの3カ国だけでも28億人おり、しかもこれにはアラブ諸国、BRICSのブラジル、南アフリカ、それからアフリカの数多くの国が含まれていない。多数決で決めるならば、中国の南中国海問題をめぐる友人グループは、完全に米日比を押しつぶすことができる。西側諸国は南中国海問題で攻勢を強めているが、これは西側メディアの発言権と関連している。彼らは南中国海問題に関する議論の独断を試みている。金持ちの方が貧乏人より、人格的にも品格的にも尊く、一部の議題について強い発言権を持つ。これは人種主義的な観点、典型的な功利主義である。道義の問題は貧富の差と関係がない。本件を見ると、西側の一部の人間は心の奥深くで、多くのアジア・アフリカ・中南米の開発途上国の、数十億人を見下しているようだ。一部の富裕国はよく道義や人権などの問題で、道徳的に偉い顔をしようとしているが、なんとも皮肉なことだ」と話した。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年5月26日

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