記者:釣魚島は最終的に「係争を棚上げし、共同開発する」という合意のもとに戻るのか。
尹卓少将:係争を再び棚上げし、共同開発の可能性は低い。日本は双方間の主権に対する係争存在を黙認し、その後に両国は座って交渉するだろう。釣魚島問題を解決するにはこの方法しかない。中国の釣魚島問題における方針は最終的な結果を急いで出さないというもので、短時間のやりとりで結論を出そうとは思っていない。私たちの最低ラインは座って話し合うことであり、話し合いを行っても中国の執法船は釣魚島の巡航をやめたりしない。
記者:海洋権益保護において、中国軍と執法部門はどのように地方と協力するか。
尹卓少将:海洋領土紛争における中国の戦略方針は防御的な政策である。私たちは良好な安全保障環境、平和的な海洋環境を保護し、中国の戦略的チャンスを維持することを望んでいる。しかし、このような安定維持は、国家主権と海洋権益が侵されないことを最低ラインとしている。決して最低ラインに背いてはならず、そうなったときは軍隊が出動するときである。以前、私たちは執法を中心、軍事手段を後ろ盾にし、相手側がいかなる幻想も抱かないことを望んでいた。軍事手段は私たちの最終手段であり、軍事闘争において私たちが積極的に最初の一発を打つこともない。