2002年から2012年にかけ、世界で無人機輸出量が最多の国はイスラエルで、50ヶ国以上に輸出し、米国の輸出額のほぼ2倍に相当する約47億ドルに達した。しかし現在は中国の無人機輸出がこれに追いつこうとしており、イスラエルと米国の両国を緊張と不安に陥れている。米軍事情報サイト「Strategy Page」が6月24日に伝えた。
米国の無人機は露出度が最も高いが、過去10年間の無人機輸出大国はイスラエルだった。イスラエルの2002年から2012年の無人機輸出額は約47億ドルに達し、米国のほぼ2倍となった。
これは米国の無人機の多くが、イラク・アフガニスタンに投入され、輸出に回されなかったためだ。また米国は政治・安全を考慮し、無人機の輸出を規制している。米国の無人機製造メーカーはこれらの規制を「悩みの種」としている。彼らは現在、イスラエルに大きく先を越され、中国に追いかけられている。
能力を見ると、イスラエルの無人機は米国の多くの機種にそれほど劣らず、かつ米国に先駆け交付することが可能だ。しかし中国が無人機市場に進出すれば、イスラエルのこの優勢は長く維持されない。中国製品は価格面で強みを持ち、また買い手に規制をかけることもない。そのため米国とイスラエルは、中国に対して緊張し、不安になっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年6月26日