駐車違反の取り締まりと駐車場完備
東京競馬場付近の駐車場
交通渋滞を緩和するために、道路を広げ、車の通行をコントロールするといったこと以外に、駐車違反の取り締まりや駐車場の完備も、交通管理にとって重要な対策の一つである。
大都会である東京の道路網は、3つの環状線(中央環状、外環、圏央道)である首都高速道路、国道10本、一般道路が数百本、橋が千本以上、トンネル百本以上によって構成されており、綜距離は2万4千キロメートル以上に達している。
大小、網の目のように張りめぐらされている道路だが、勝手に駐車してもよい道は1本もない。どんな小さな路地でも勝手に停めれば駐車違反のシールを貼られ、罰金を払わされることになる。罰金料金は通常、15,000円か18,000円だ。
駐車違反の取り締まるには、車を停める場所を確保してやらなければならない。東京の駐車場はほぼ完備されているといってよいだろう。余っている土地はないといっていいほどビルが立ち並んでいる東京だが、利用できる空間はすべて利用し駐車場にしているといってもよい。走行しない車を停めておける場所を提供するのも、交通渋滞を緩和するための重要な対策と言えるだろう。
北京の一般道路や狭い路地が渋滞するのは、ほとんどが、路肩駐車している車両が原因である。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年12月14日